神辺駅で過去の繁栄、地方の未来を目の当たりにする。【福山ミニ旅行記2】
ハローキティ新幹線に乗って福山に行って来たとき、せっかく福山に来たんだからということで福塩線に乗ってきました。
いきなり驚くような表示が。
早速のろうと思い改札口のところに行くとこんな表示が
まじかよ…神辺って福山からたった3駅じゃん…
という事で少し悩んだ結果、神辺までの往復をしようという事になりました。
広島県西部では既に新型の227系電車に置き換えられていますが、こちらではまだまだ現役のようです。
車内はこのようになっており、写真のように結構空いていました。
神辺駅に到着
神辺駅に到着しました。結構立派な駅舎です。
ちなみに改札口は二階にあり、ホームに行くには一度上る必要があります。
しかし、この駅まさかのエレベーターがないのです。
もちろんエスカレーターなどあるはずもなく、腰が悪くても足が痛くても階段を上って改札を通り、そのあと階段を下ってホームに行く必要があります。バリアフル駅ですね。
JRの駅の右側に張り付くようにあります。こちらはスロープもついており、バリアフリー化が進んでいます。
一日何便かはここから福塩線に直通し、福山駅にいくものもあります。
なお、写真にある二つの線路のうち、左が福塩線の三次方面。右が井原鉄道の伯備線の総社・清音方面となっているため、西以外の各方面に行ける地味に便利な駅となっています。
駅前には商業施設が…
帰りの電車が来るまでの間に、辺りを見回してみると、大きな建物がありました。
「ん?営業してる?」
左側の垂れ幕をかけるところも何もかかって無ければ、右の店名を掲げるところは真っ白です。
ただ、中に明かりが見えたので建物に書いてある「サンシティ 神辺」と調べると…
どうやら、1980年に開業した主に岡山地区で百貨店を運営している天満屋のハピータウンを核とする商業施設だったそうです。
2001年にCMなどでこの界隈では有名ななかやま牧場が「ハート神辺駅前店」が後継店舗として開業したのですが、
天満屋跡のテナントが思うように集まらずこの時から2Fは閉鎖されました。
しかしこれもまた2019年11月に閉店。現在は1Fの数店舗のみが営業しているそうですが、築40年と建物自体がすでに老朽化しているため、取り壊しも時間の問題かもしれませんね。
福山駅に戻って…
帰りも行きと同じ電車で福山駅に戻りました。車内は行きより混んでおり立ち客もちらほら。
今回、たった3駅のとても短い乗車でしたが、古い車両に過疎化の波、いろいろなものを見ることが出来たとても有意義な物でした。
今後、福塩線沿線のように、空いた電車に廃業寸前の商業施設なんてものが増えてくるんでしょうね。
そうならないためにも今のショッピングモール建設ラッシュはあまりして頂きたくないのですが…
今後日本がどうなっていくのか少し怖くなってきたところで今回は終わらせていただきます。
ご清聴ありがとうございました。 バイバイワシ。