悩んだらコレ買っとけば大丈夫っていう手帳【ほぼ日手帳】
近頃、万年筆に興味があることがきっかけで、筆記用紙にもこだわりを持つようになりました。
そこで、毎日見ることになる手帳にもこだわってみようと思いました。
そこで今年度使用するものはこちら
ほぼ日手帳です。
見たことはなくても、聞いたことがある人は多いのではないでしょうか。
この手帳は「株式会社ほぼ日」から出されているもので、
1月、月曜始まりほぼ日手帳が2002年に初版が発売されました。
その後、ほぼ日手帳の使用者からの意見を取り入れながら、改良をしたり、内容の異なるシリーズを出版したりされてきました。
現在、ほぼ日手帳は5種類存在しており
- オリジナル
- カズン
- weeks
- Planner
- ほぼ日5年手帳
- day-free
があります。
全てのモデルにおいての共通点
ここは、今回紹介するものもあるので、ここでは軽い紹介にさせていただきます。
- トモエリバーという上質紙を使っている
- 糸かがり製本をしているので、180度に開く
- 紙の角に丸みがある
- 個体ごとにシリアルナンバーがある
モデル別の紹介
<オリジナル>
1日1ページ、文庫本と同じA6サイズのモデルです。
2002年の初版から改良を重ね発売され続けている定番モデルでもあります。
今回紹介するモデルは、1月始まりか4月はじまりか。月曜始まりか日曜始まりかを選べるので、これだけでも4種類あるほか、
1年を2冊に分けた「avec」(月曜始まりのみ)、
「中国語簡体字版」(日曜始まりのみ)もあります。
「オリジナル」という名前の由来はこの後に出てきますので、読み進めていただけると嬉しいです。
<カズン>
こちらも1日1ページ、オリジナルより1周り大きいA5サイズのモデルです。
こちらのカズンにのみ週刊ダイアリーが入っており、より予定を把握しやすくなっています。
1月始まりか4月始まりか選べますが、月曜始まりのみの販売となっています。
なお、こちらもページ数が大変多くなっているため、2冊に分けた「avec」があります。
<weeks>
縦長の携帯性を重視した小さ目なモデルです。
weeksの名前の通り、1日1ページはなく、「週間予定+メモ」という構成になっています。書くスペースが少ない分、メモページが69ページもあるため、メモ帳としても使えるでしょう。
上の二つと違い、もともとの製品自体に2つのしおりがついています。
また、weeksの特徴として、他のモデルと違いカバーの種類がとても多いため、お洒落にデザインすることも出来ます。
このモデルには、1月始まりと4月始まりがあり、いずれも月曜始まりのみの販売です。
また、分冊版はありませんが、メモページ数を3倍の213ページに増やした「weeks MEGA」もあります。
<Planner>
基本内容は先に紹介したオリジナルの英語版です。(月曜始まりのみ)
サイズも同じなので、オリジナルのカバーも使用可能となっています。
英語版で、外国人の使用を考えられているので、「日本の祭り」や「日本の弁当」などの日本の文化について紹介するページが入っています。
英語で書かれているとかっこいい気がしますね。
<ほぼ日5年手帳>
こちらは、5年分の手帳の内容が1つにまとめられています。
1つにまとめられているといっても、ページがカットされている訳では無いので、とても分厚いものとなっており、持ち運びにはあまり適しません。
また、このため手帳カバーは専用の革製ものしか取り付けが出来ません。
サイズは、A6とA5があります。
<day-free>
一番最近に出版されたモデルがこの「day-free」です。
1日1ページの項目がない代わりに方眼紙が入っているため、自分の好きなようにスペースを使うことができ、自由度が高まりました。
こちらも「オリジナル」と同じA6サイズと「カズン」と同じA5サイズがあります。
しかし、重さや厚みはオリジナルやカズンと比べて半分程度となっています。
Spring!!
今回筆者が購入したのは、「オリジナル」(月曜・4月始まり)のモデルです。
ちなみに、カラーズのカバーとセットとなっていたのでそれを購入いたしました。
LOFTで税抜3,800円で購入。
少し高いかなと思いましたが、カバー代金が1600円分含まれており、次年度からは税抜2200円で済むようになるのであまり迷いはありませんでした。
もっとも、夏ごろから欲しいと思っていたので悩む要素などなかったのですが。
見た目はこんな感じです。光沢がないブラックで高級感があるなと思い、またしっかりとしたつくりになっているなぁという感じです。
カバーと本体を別々に見ていきます。まずはカバーから
このように、内側はオレンジとなっているため表面の黒と裏面のオレンジの組み合わせが非常に良いものとなっています。
個人的に、オレンジや黄色などの鮮やかな色と黒などのマッドな感じの組み合わせはとても合うなぁと感じます。
デザインだけでなく機能面も劣っていません。左右にカード入れなどの収納部分があり、いろいろな大きさのものも薄ければ入ります。
そもそも手帳ケースにカードを入れることがあるかは疑問ではありますが…
少なくとも名刺などに書いてある情報などを手帳に書く分には役に立つかもしれません。
また、このカバーはペンを入れることによって留まる方式となっているので、ペンにこだわっていけば、多少お洒落をすることが出来ます。
ちなみに、後の写真を見たらわかりますが「オリジナル」本体には2つのしおりがついていないので、カバーの方に先の形が違うしおりが2つ付けられています。
一応つけ足しておくとこれはあくまで数ある手帳カバーの一つなので、このカバー以外にも本革製のものもあり、さまざまなニーズに答えることも出来ます。
やっと中身の紹介へ…
つづいて、本体の方を紹介していきます。まずは表紙から。
ほぼ日手帳のモデルが書かれている以外、基本クリーム色の厚紙のシンプルなデザインとなっています。シンプルながらとても良いデザインとなっていると思います。
springの文字が良いアクセントですね。
中身の方に移っていきます。最初の方のページから紹介していきます。
表紙をめくると2019年~2021年の3年分の年間カレンダーがあります。
「この日何曜日だっけ?」という時にとても役に立ちますね。地味に干支が書いてあるのもポイントですね。
その次には、このような一日一行分のスペースが設けられたページが現れます。
あまりスペースは広くないので、重要な案件などや、一番上には月の目標を書いてみたりするのに適していると思います。
一目で4ヶ月分の簡単な予定が見れるのが良いですね。
そして、先ほどのページに入りきらない時などはこの月間ページに書き込めます。
このページの内容構成は基本的にどの手帳にも入っているので、初めてほぼ日手帳を使われる方も安心して使用していただけます。
これらのように、ほぼ日手帳の代名詞である【1日1ページ】以外にもかなり使い勝手が良いようになっています。
カラフルなのにも意味がある
さて、この手帳の大きな特徴、代名詞ともいえる【1日1ページ】の紹介です。
とは言っても、300ページ以上ある全ての紹介はさすがに出来ないので、とある見開き1ページ+αを紹介します。
ページの左上に
- 日付
- 曜日
- 月の周期
- 旧暦
とすでに沢山の情報が詰め込まれています。
また、右上には5つ分の箇条書き欄があり、やるべきことなどをまとめられます。
ページ左側に書いてある時間は、午前4時~翌日の午前4時まで書かれており、どの時間に活動してもその日の予定や出来事を書き込むことが出来ます。
そして、写真の日は祝日なのですが、紙に薄く祝日の名前が印刷されています。振替休日…フフッ
また、用紙を拡大してみると方眼の真ん中あたりに仕切りに線が入っており、時間ごとの予定と、自由に書けるスぺースを綺麗に分けて書くことが出来ます。
ちなみに、1ページごとに一つ、下に哲学的な文章が書いてあるため落ち込んだり切羽詰まった時にかなり助けられると思います。
いうなれば、音楽を聴くようなものですかね。地味ですが有り難いです。
にしても、1ヶ月あたり30ページ近くあると、どのページに何日があるのか分かりませんよね?
そんなこともあろうかと…
このように月ごとに色が変えられており、見たい日にちを素早く
見つけることが出来ます。
また、最後のページには、個体ごとの世界に一つだけのシリアルナンバーが記載されており、所有することに対する満足感も味わえます。
ほぼ日っていうけど、「ほぼ」じゃないよね…。
にしても毎日書くのに「ほぼ日」とはどういうことでしょうか?
これは、手帳のことでは無く「ほぼ日刊イトイ新聞」というブログが、
『毎日ではなく ほぼ毎日、ほぼ日刊で更新されるから』というものから来ています。
その後、ほぼ日刊イトイ新聞のオリジナル手帳を省略して「ほぼ日手帳」となったそうです。
2002年当時から発売されている手帳が「オリジナル」という名前なのもここからきているという事ですね。
なんでここまで便利に?
この他にも巻末に「方眼ノート」や、
授業の時間割を書ける「Time Table」、
映画や食事などの感想を書ける「Favorites」など、様々な書くスペースがあります。
ここまで見てくるとこんなことを思う方も多いのではないでしょうか
- ページ数多くて分厚そう…
- ページを開けるのが大変そう…
しかし!これらを解決するのが一番最初にかいた、「全てのモデルにおいての共通点」で紹介したものが生かされます。
まずはこの手帳に使われている紙「トモエリバー」。
この紙は、株式会社巴川製紙所で作られている上質紙です。
細かいことは紹介しませんが、とても紙が薄いのにボールペンや万年筆のインクが裏移りしにくいことが特徴です。だいたい辞書の紙と同じ位に薄いです。
この薄い紙を使うことによって、たくさんの機能を詰め込みながら、手帳自体はさほど分厚くならなくなっています。
また、「糸掛かり製本」という要するに糸で紙を固定することによって、180度に開くようになっており、手間無く手帳を開くことが出来ます。
まとめ:かゆいところに手が届く
1日1ページ以外にも様々なページがある「ほぼ日手帳」。
デザインから機能まで、全てにおいてこだわりの感じられる手帳です。
また、一般的な手帳にはないものも多くあるので、かゆいところに手が届く手帳といえるでしょう。
ただ、もちろん「ここがなぁ…」と思う人もいるかもしれません。
しかし、ほかの手帳と比較して、ほぼ日手帳は
「使い手の意見を取り入れて、毎年改良が加えられ、進化している」点です。
そうです。気になったら意見すればいいのです。
この点は大手の出版社と違う点であり、ほぼ日手帳を使ううえで隠れた大きなメリットであるといえます。買うたびに変更点探しを楽しむことも出来ますね。
毎年、店頭で手帳探しをしている方、まだ買ってないという方。
ほぼ日手帳をためしてみては??
最後に
今回、せっかくほぼ日手帳を買ったので、定期的に自分が手帳に書き込んでいる内容をツイッターや、このブログに投稿しようと思いますので、楽しみにして頂けると幸いです!
では今回はこの辺で。バイバイワシ。